2年生 「生きものとなかよし」
2025年9月12日 17時45分今週の2年生は「生き物ウィーク」でした。
生活科の学習で校庭や公園で小さな生き物を探し、ダンゴムシやバッタ、コオロギなどを教室で一週間育てました。
はじめは「えさは何を食べるのかな?」「どんなところが住みやすいのかな?」と首をかしげていた子どもたち。
タブレットや図鑑で調べると、「ダンゴムシは落ち葉やコンクリートも食べるんだ!」「コオロギは土がないと落ち着かないんだよ!」と次々に発見し、その知識を実際の飼育に生かしていきました。
毎日お世話をする中で、「ちゃんと食べてるかな?」「元気に動いている!」と、自然と生き物へのまなざしが優しくなっていきました。
国語の時間には「てんとうむし」という詩を学習しました。小さなてんとうむしと大きなゾウ、そして人間を比べながら、「命の大きさに違いはあるのかな?」と考えました。子どもたちからは「小さくても大切な命」「どの命も同じくらい大事」という声があがり、言葉を通して命について深く考える姿が見られました。
道徳では「ダンゴムシ」という教材で授業を行いました。「生き物にやさしくするってどういうこと?」という問いかけに、「命を大切にすること」「人間と同じように優しく接してあげること」など、子どもたち自身の生活や経験に結び付けて考えることができました。
一週間という短い時間ではありましたが、子どもたちの心の変化は大きなものでした。金曜日は育ててきた生き物たちとのお別れの日。かごをのぞき込みながら「さみしいな」「元気でね」と声をかけて見送る姿に、命を大切に思う気持ちが確かに育っていることを感じました。
さらに、この日の帰りの会で、教室に小さなくもが現れました。以前なら「きゃー!」と大騒ぎになっていたところですが、この日は「小さいくもも一生懸命生きているんだよね」と、落ち着いて優しく窓の外へ逃がしてあげる姿が見られました。たった一週間の取り組みでしたが、子どもたちの中に確かな成長の芽が育ったことを実感しました。
これからも、身近な生き物とのふれあいを大切にしながら、命を思いやる心をさらに育んでいきます。